不動産鑑定士・飛松先生に聞く「マンション探しはここを見ろ! 外観編」

不動産鑑定士・飛松先生に聞く「マンション探しはここを見ろ! 外観編」

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部屋を借りる前に見ておいた方がいい場所・その1

僕が部屋探しをしている方にアドバイスをする時に、まず見てほしいのはエントランス周りだと伝えています。入口の自動ドアが開いて、入っていったその先です。

ここの何を見ればいいかというと、清掃状況です。床がちゃんと清掃されているか、というのを見るのがまず1つ。

またエントランスの近くには住人の郵便ポストが設置してある所が多いのですが、そこのごみ箱からモノがあふれていたり、郵便ポストに郵便物が大量に刺さっているようなマンションはやめた方がいいですね。

エントランス周りを見ると、入居者の質も大体わかります。

部屋を借りる前に見ておいた方がいい場所・その2

次に、自転車置き場の様子も見るように伝えています。

自転車が雑多に置かれているか、ちゃんと整頓されているかだけでも違います。

壊れた自転車をそのまま置いているようなマンションもあります。そういうマンションはやめた方がいいですね。

自転車にはその人のライフスタイルがよく出るんですよ。駐輪場で並んでいる自転車を見れば「若い人が多そう」「子育て世代が多そう」とか、住人の層がなんとなくわかります。

 

最後の1つは「○○○○」! ここで入居者の年代を推理できる!?

大体エントランスを見て自転車置き場を見て、という流れがあるんですが、最後は建物の裏側に回って外からベランダを見ます。

これはなぜかというと、干してある洗濯物を見れば大体どんな人が住んでいるのかがわかるからなんです。

例えば、作業着がたくさん干してあると「肉体作業をしている男性が住んでいるのかな」とか、また女性であればあまり外に見えるようには干さず、壁の内側に干していたりします。

そういったところで住んでいる方のだいたいの性別がわかりますし、年齢層も干してあるものからわかります。

入居される方が若い方であれば同じように若い方が多く住んでいるマンションの方がいいでしょうし、女性であれば異性よりも同性の方が安心とか、そういうところもあるでしょう。そういった意味でもチェックしてほしいですね。

また、借りる時に業者さんに聞けば隣が男性か女性かくらいは教えてくれることもあるので、直接聞くのも手ですね。

番外編? ○○するかしないかもチェック!

また、エレベーターですれ違った人があいさつをするかどうか、で住人のモラル感を推測することもできます。

これはこのコラムのインタビュアーさんの実体験が元になっています。

その方は大阪で堀江という、わりといいところ、と言われているエリアで2か所のマンションに住まわれていたことがあるのですが、そのどちらでもエレベーターで乗り合わせた方とあいさつをすることはなかったそうなんですね。

そのマンションで、自転車を3台も盗まれてしまったとか。

モラル感というのは外装や内装の問題ではありません。入居者の方の質、というのはとても大切なんですね。

 

飛松先生が実際に体験した近隣トラブルとは?

マンションでの近隣トラブルでは、やはり騒音トラブルが多いですね。特に若い方が住んでいる賃貸マンションは、夜中に騒いでいる声や音についてのクレーム、またいちゃついているカップルの声や物音に関するクレームが多いです。

実際に僕の所有する学生アパートで最近あったトラブルなのですが、隣に住むカップルが夜中にいちゃつく声や音で眠れない、というクレームがありました。

僕は管理会社に管理をお任せしているので、そちらから「こういうクレームがありました」というのが上がってきたんですね。

あまりに具体的にトラブルについてを注意をしてしまうと、かえってクレームに繋がってしまいます。なので、夜中に大きな声や音を出すのは迷惑なのでやめてもらえませんか、というようなことを、ちょっと柔らかくぼかした感じでその部屋の方に直接注意をしてもらいました。

マンションは戸建と違い、隣と接しているので音が漏れやすくなっており、注意が必要ですね。

 

まとめ

・入居前にはエントランス、駐輪場、ベランダをチェック。

・エレベーターであいさつをしない住人が多い場合、治安に多少の不安も。

・学生マンションでは物音や声に対するクレームが多い。