U.K.さんに聞く「2022年 注目のフェスとアーティスト 大型イベントの魅力」
関西ではお馴染みのDJタレント、「関西のたれ目王子」、くっすんことU.K.さん。今回はU.K.さんに「2022年 注目のフェスとアーティスト 大型イベントの魅力」というテーマについてお話を伺いました。
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U.K.
関西を中心に活動するDJタレント。本名は楠雄二朗、通称「くっすん」。
ラジオを中心に、現在はテレビなどのメディアや音楽イベントの司会などでも大活躍。2015年には守口市 夢・未来大使に就任。活躍の幅を今なお広げ続けている。
ライブハウスは7割以上入らないと黒字は難しい
―「まん延防止等重点措置」下における、イベントでの動員数の上限が撤廃されるというニュースがありました。
U.K.:これはすごく画期的なことですね。僕がずっとラジオを一緒にやっていた方が関西でライブハウスを数軒管理・運営しているんですが、ライブハウスって7割以上人が入らないとなかなか黒字にならないそうなんです。だから本当に運営はカツカツなんだと聞いていて。
―イベントをされる方、そして施設を運営されている方にもいいニュースだったのですね。
U.K.:そうなんですよ。
司会の仕事はコロナ禍前の10分の1に減少
―U.K.さんは音楽イベントでの司会もよくされていますね。
U.K.:先日も和歌山のフェスに司会として呼んでいただきました。音楽フェスの司会は2年振りでしたね。
コロナ禍の前は月に2本程度、年間で30本くらいのイベントで司会をさせていただいていたのですが、今では少しずつ増えてきてはいるものの今年決まっているのは3本から4本。例年の10分の1です。
ボクの様なDJMC業を主体にしているタレントはこういったお仕事でどれだけ稼ぐかがポイントなので、なかなか厳しいですね。
2022年は様々なフェスが開催予定!
―2022年はフェスもいろいろと開催されるようですね。GWにはROCK IN JAPAN FESTIVALが千葉で開催されます。
U.K.:茨城ではなく千葉なんですね。僕はひたちなか国営公園で開催されている時に何度か足を運んでいるのですが、ちょうどいい塩梅の自然があって良かったです。キャンプエリアなどいろいろな場所をピクニック気分で散策出来て楽しめました。
最近は音楽に興味をあまり持っていない方が多いように感じるのですが、そんな中でフェス側がターゲットにするのはどこかというとファミリーなんですよね。お父さんは好きなアーティストを見に行って、その間お母さんと子どもたちはキッズエリアで楽しめるようになっています。
―家族にとってもいいフェスなんですね。お仕事でも参加されているのですか?
U.K.:インタビューロケをさせていただいたことがあります。その後にキャンプエリアの焚火ナイトに出演もさせていただきました。僕の仲のいいアーティストと一緒に、弾き語りライブの司会をさせてもらいました。
―雰囲気良さそうですね。
U.K.:最高でした。家族でテントを張って家族で団らんする、というのもいいですよね。中にはマナーの悪い方、どんちゃん騒ぎをする方も残念ながらいますが、それはあくまでも一部の人で。基本的には「peace&love」というフェスなので、今年の開催も楽しみです。
北海道のRISING SUN ROCK FESTIVAがU.K.さんのおすすめ
―大きなフェスでは開催する地元の名産を楽しめたり、また日ごろ訪れる機会のない場所へも行けるのも魅力ですよね。
U.K.:そうなんです! 僕のお勧めしたいフェスは毎年8月の半ばに北海道の石狩湾で開催されるRISING SUN ROCK FESTIVALです。石狩湾沿いの広大なキャンプエリアで、すごく広い草原みたいなところでやるんです。
何がすごいかというと、フードパークですね。北海道の魅力の一つに食べ物があると思うのですが、海鮮丼はあるしジンギスカンも出来るし、北海道のおいしいものがぎゅっと詰まっているんです。北海道のなかなか入れないような名店も出店しています。
開催も8月で、ちょうど本州は暑くて湿度も高く辛い時期ですが、北海道は気候も良くてカラッとしていて、夜なんて寒いくらいなんです。
―服装に気を付けないといけませんね。
U.K.:ジャンパー持っていかないとだめですね。以前に僕が行った時は、2デイズで朝の5時までオールナイトで演奏していました。朝日と共に、または夕日が落ちる時間に素晴らしいアーティストが演奏してくれます。
アウトドアと音楽の両方を楽しめるのがフェスの魅力
U.K.:ライブイベントでは主催者のイメージとイベント内容がきちんと合致するんです。
例えばサマーソニックでは洋楽と日本の今流行っているアーティストの、洋楽邦楽を問わないテレビ特番のような感じなんです。今CMソングで流れていそうな、ドラマの主題歌になっていそうなアーティストの曲がギュっと集結しているのがサマソニですね。今年は8月に開催予定です。
―7月の最終週にはFUJI ROCK FESTIVALが開催されます。
U.K.:新潟県の苗場で開催されますね。関西からはとても遠いのですが、何度も行かせてもらっています。苗場は音楽と密接な場所で、いろいろなアーティストがこれまでに参加していますね。
FUJI ROCK FESTIVALもROCK IN JAPAN FESTIVALも、そしてRISING SUN ROCK FESTIVALも、共通しているのがアウトドアも一緒に楽しめるというところなんです。サマソニはどちらかというとシティ寄りですね。ROCK IN JAPAN FESTIVALもシティ寄りではありますが、アウトドアとの割合がちょうどいい塩梅で。
大自然を味わいたい方はFUJI ROCK FESTIVALやRISING SUN ROCK FESTIVALがおすすめですね。FUJI ROCK FESTIVALにはKing Gnuや電気グルーブなど、メジャーだけど個性強めのアーティストが出演します。さらにはグッドミュージック系、聴いていて心地いいというイメージのアーティストが勢ぞろいするんですよ。
―今年の夏は、今までステイホームを頑張っていた分、安全に屋外でフェスを楽しめるといいですね。
U.K.:本当にその通りですね。フェスは基本的に屋外ですので、大声を出したり近距離で会話をしないように気を付けて楽しんで欲しいです。
1つ、テントエリアで宿泊する際の注意点なのですが、トイレとお風呂ですね。トイレは基本的にどうしても混み合います。
またRISING SUN ROCK FESTIVALではシャワーブースが設置されていたこともあるのですが、僕が行った当時はその予約券を取るのも大変でした。その辺りが気になる方は前もってチェックをしたうえで、ぜひ足を運んでみてください!