【健康】70%の回答者が「健康意識が変化した」と答えた!

イマスグプロフェッショナル パーソナルトレーナー中野ひろゆきです。

皆さん、健康維持で気にしていることはありますか?

SOMPOひまわり生命 健康応援リサーチ「With/Afterコロナの健康と保険に関する意識調査」(n=1000)によると、新型コロナウィルス感染拡大を機に70%の回答者が「健康意識が向上した」と回答したと言います。

今回は『企業の健康との向き合い方』をテーマに、2022年 大注目のトピック「健康経営」について解説いたします!

【日本人の健康がピンチ!

その① 運動量の低下問題

新型コロナウイルス流行下での健康課題についてのデータ:運動量/厚生労働省 調査研究

新型コロナウイルス流行下の「新しい生活様式」における生活習慣の変化や予防・健康づくりへの影響に関する調査研究

●方法:インターネット調査  ●有効回答数:60,154人(回答割合72.3%)

●対象:20~79歳までの男女 83,216人  ●調査期間:2021年3月

結果概要(生活習慣)

新型コロナウイルス感染拡大前(2020年1月)→新型コロナウイルス感染拡大後(2021年3月) ※すべてp<0.01(有意な変化)

・1日あたりの平均歩数※:6,934歩→6,770歩 ※測っている人のみ N=23,685 ・体重:59.82kg→60.16kg ・BMI:22.12→22.24

その② 健診・検診の受診率

新型コロナウイルス流行下での健康課題についてのデータ:健診・検診受診率/厚労省調査研究

●新型コロナウイルス流行下の「新しい生活様式」における生活習慣の変化や予防・健康づくりへの影響に関する調査研究

結果概要(健診)

新型コロナウイルス感染拡大前(2019年度)→新型コロナウイルス感染拡大後(2020年度) ※すべてp<0.01(有意な変化)

・健康診断受診者:59.5%(2019年度)→55.0%(2020年度)

・健康診断未受診理由(上位5個): 医療機関や健診会場でコロナに感染するのが怖い(21.0%)、なんとなく(19.1%)、不要不急と判断した(15.4%)、もともと受診する予定がなかった(14.7%)、必要な時は自分で医療機関を受診 するから(13.3%)

(40歳以上に限定)N=35,547 ・健康診断受診者:66.3%(2019年度)→60.7%(2020年度)

・健康診断未受診理由(上位5個):医療機関や健診会場でコロナに感染するのが怖い(26.1%)、必要な時は自分で医療機関を受診する から(18.2%)、不要不急と判断した(17.4%)、なんとなく(15.1%) 、めんどう(12.8%)

(40歳以上に限定) N=35,547 ・がん検診・人間ドック受診者:31.1%(2019年度)→27.8%(2020年度)

・がん検診・人間ドック未受診理由(上位5個):なんとなく(17.7%)、医療機関や健診会場でコロナに感染するのが怖い(17.1%)、必要な時は自 分で医療機関を受診するから(16.3%)、もともと受診する予定がなかった(15.8%)、必要性を感 じないから(14.1%)

【経済産業省が推し進める「健康経営」とは

「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されます。健康経営は、日本再興戦略、未来投資戦略に位置づけられた「国民の健康寿命の延伸」に関する取り組みの一つです。(出典:経済産業省HP より)

【健康経営優良法人の増加】

健康経営優良法人2021(中小規模法人部門)の申請・認定状況

●令和2年8月24日~11月27日の期間で申請受付を実施。前回の1.5倍を超える9,403法人から 申請があり、7,934法人を認定した。

●令和2年度から新たに創設した「ブライト500」への申請は5,142件であった。(出典:経済産業省HP より)

健康管理の“責任”は個人から企業へ本格的な移行か⁉︎

昔の北米では「健康管理ができないと出世しない」と言われてきましたが、それもらにも変化が見られています。

GAFAMなどのテック・ジャイアンツを筆頭に、社内にて従業員向けの「健康管理の機会」を提供し始めた企業も増え、実際に日本でもCWO(Chife Wellness Officer/チーフ・ウェルネス・オフィサー)などの、従業員の健康管理を主とした役職を設ける企業も増えてきています。このような企業努力は、社会人にとって「より魅力的な職場」の選択になるだけでなく、1970年以降続く生産性”G7最下位”の脱却に向けて、国民全体の「幸福度の向上」「意欲の向上」など『感情知性(EQ)の向上』に繋がることを期待しています。

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中野ひろゆき〈健康経営プロデューサー/パーソナルトレーナー〉

1984年生まれ。カナダ・オカナガン大学経営学部マーケティング学科卒業。日本人初のカナディアン フットボール リーグ「CJFL」の契約選手となり、OKANAGAN SUN(オカナガン サン)にて5年間活躍。詳しく…