“オンナのミカタ”チームによる
「気になる記事について考えるコーナー」をスタートさせました!
「女性起業家に投資マネー“フェムテック”普及背景」(2021年8月19日の日経新聞より)
という記事を見つけました。
記事によると、国内主要VCを対象に、
2022年7月までの女性起業家への出資方針を訪ねたところ、
5割強にあたる会社が「比率を上げる」と答えたそうです。
具体的な出資比率として、10~30%の数値目標も掲げていたとのこと。
女性にとっても、この調査結果はとてもポジティブですね。
特に投資家が着目しているのが「フェムテック」だそうです。
「フェムテック」とは、
女性の悩みをテクノロジーで解決する製品やサービスのこと。
女性ならではの課題や解決すべき問題は多く、有望な成長市場として、
フェムテックに注目が集まっているのです。
製品やサービスとしては、
たとえば「吸水率の高い生理用ショーツ」や
「不妊治療の相談サービス」などがあり、
あるアメリカの調査会社によると、
フェムテックの世界市場は2025年に500億ドル(約5兆5000億円)に達すると
見られています。2021年から40%ほど伸びる見通しです。
日本ではGUがショーツやナイトブラの商品開発をスタートしたり、
ワコールがフェムテックを題材にしたセミナーを開催したりと
女性をターゲットとする会社を中心に、
各社フェムテック市場へ参入し始めています。
こんなポジティブな記事を見ると、
仕事にまい進する女性としても非常にうれしく思います。
ただ、とはいえ、仕事と家事を両立することは
今まで社会の中で当たり前とされなかったライフワークモデルです。
夫婦での家事育児のバランスや高齢出産に対するリスク、
両親の介護の問題など乗り越えなければならない壁はいくつもあります。
記事の中でも「男女間での情報格差」や
「女性社員が出産を機に特定のキャリアから外れる“マミートラップ”」などの課題をあげ
多くの環境整備が必要なことも指摘しています。
「フェムテック市場」への挑戦を決めた際、
事業構築の手法や、資金調達手段、それに複雑な法律問題など、
イマスグ解決したい課題が次々と出てくるはずです。
私たち「オンナのミカタチーム」としても多くの知見を蓄えて、
悩みに答えられる存在になりたい。
ひとつの記事から、そんな想いを改めて実感しました。