「ちちんぷいぷい」を卒業して。”伝える仕事”に懸ける想い。U.K.さんにとっての”イマスグメディア”。「イマスグキャスター」 U.K./(楠 雄二朗)インタビュー


「イマスグプロデューサー」平岡 直也:
大きな時代の流れで見ると、ラジオから映画、テレビに移ってきている。そして今過渡期で、私の甥や姪もYouTube見てますよね。テレビ見なくなりました。

youtubeとテレビの大きな違いとは

「イマスグキャスター」 U.K.(楠 雄二朗):
娘はすぐYouTube見るので、テレビに変えてと言うんです。ただもうこんな時代なんだと思います。
なぜ、テレビ局が変われないか、それは日本の組織が年功序列だからです。年配の方々は、身近で感じていないんですよ。だから、スタイルが変わらないんですよ。で、気づいた頃には移行し終わっているんですよ。本当に残念です。

「イマスグプロデューサー」平岡 直也:
ずっと関西のメディアの中心で活躍されてて、それを肌で感じておられたんですか?

「イマスグキャスター」 U.K.(楠 雄二朗):
中にいた時は感じませんでした。それが僕の役割だと思っていましたから。今回、コロナで、テレビが2本、ラジオが1本終わりました。
テレビが終わって、客観的にテレビを見ました。その時に、色々と気づきました。

こういう言い方だと、仕事減ったからだろうと言われそうなので、普段は言いません。ですが、聞かれたので、本音で答えました。なぜなら、YouTubeは本音でしゃべるメディアだから。

「イマスグプロデューサー」平岡 直也:
なるほど。やはり、これからYouTubeはテレビより本音を語るという点で、伸びていくと思われますか?

「イマスグキャスター」 U.K.(楠 雄二朗):
その分、分散もしますよ。誰でもできるメディアなので。でも、相対的に見ると、確実にそうなる(テレビよりもyoutube)と思います。なぜなら子ども達は賢いから。
もうだませない。
これだけ情報が溢れている以上、全部知っているんですよ。それに気づかない年配の方がいる以上は変わらないです。その上の人たちが引退し終えた頃には、もう移行しています。そこが怖いなと思います。僕はテレビが好きです。大きな番組も出たいですし、テレビ世代なんですよね。僕はボックスに入るために、DJを目指したし、タレントを目指したんです。だから、YouTubeを目指したわけではないんです。テレビに出たいです。テレビに気づいて欲しいんですよ。僕が言っても聞かないんで、ここだけの話にしたいですけど。忖度はしたくない!でも、これをテレビの人が見たらという忖度の気持ちが湧いているんですよ。でも、もういいという気持ちが大きいので、言いました。

大阪府民から愛される番組

「イマスグプロデューサー」平岡 直也:
ちなみに、ちちんぷいぷいさんの「昔の人は偉かった」で記憶に残っている回はありますか?辛かったこととか。

「イマスグキャスター」 U.K.(楠 雄二朗):
ずっと辛かったですよ。山の中をずっと歩かされて。(笑)

「イマスグプロデューサー」平岡 直也:
本当に歩くんですか?

「イマスグキャスター」 U.K.(楠 雄二朗):
本当にずっと歩きますよ。僕がお世話になった音楽番組があって、本当に感謝しています。ただ、深夜番組だったので、同性代の方や、音楽好きには知られましたが、広く一般にそこまで知られたわけではないんですよ。でも、ちちんぷいぷいは本当に関西のご年配から主婦の方からみんな見ているので、スーパーで、ご年配の方から「あんたしっかりしいや」と愛のムチがあったり、電車で握手求めてもらったりね。大阪は本当にあったかいです。10年歩かせていただいて、感謝しかないですし、本当に温かい番組だったと思います。

「イマスグプロデューサー」平岡 直也:
あの番組が終わったということが一つの時代が終わったというか区切りだったと、関西のメディアに関わる人間はそのように思った人も多いと思います。

「イマスグキャスター」 U.K.(楠 雄二朗):
よく言われました。「ぷいぷいなくなったら夕方何見るの」て。あと、「あんた仕事あんのか?」も未だに言われるんですよ。一応レギュラー5本です!(笑)ご安心ください。でも、みんなが知っていてくれたというのは、ありがたいです。あれが終わったからこそ、寂しさ悲しさ辛さはありますが、絶対戻れないじゃないですか。それで、余計に冷静にテレビを見られるようになりましたね。

「イマスグプロデューサー」平岡 直也:
その後の番組も見られているんですか?

「イマスグキャスター」 U.K.(楠 雄二朗):
もちろんです。河田さんですし。いい番組ですよね。河田さんの温かさが前面に出ている番組だと思います。

「イマスグプロデューサー」平岡 直也:
また、出たいですか?

「イマスグキャスター」 U.K.(楠 雄二朗):
いや、河田さんがもう嫌だと思います。(笑)
もう僕は一区切りしたかなと思っています。あのままだと、ずっと末っ子のままだったので、次は、次の形で出られるようになりたいです。それが叶わなかった時は、テレビタレントとしては潮時だったのかなと思います。すがすがしい気持ちです。ずっと末っ子を演じないといけないですし、それに甘えてた部分もありますが、末っ子も独り立ちしないといけない時期もありますよね。それをコロナ禍が与えてくれたチャンスだと思っています。「ぷいぷいのくっすん」というのがあるので、終わって、どれだけ人が離れるかなと思ったのですが、全然離れなかったんです。みんな心配して、応援してくれたり、仕事をくれたりしたんです。おかげで、収入への打撃はほとんどなかったんですよ。もっと打撃受けた方もいらっしゃいますから。そういう意味では僕の生き方は間違っていなかったんだと答え合わせもできています。

「イマスグプロデューサー」平岡 直也:
なるほど、人徳もありますよね。

先ほど、コロナ禍で、次の新しいステージにというお話でしたが、くっすんさんの夢とか、こういうことしたいというのはありますか?

「イマスグキャスター」 U.K.(楠 雄二朗):
夢は、忖度なくテレビで話せる人物になりたい!本音で話せるようになりたいです。


今までの僕の今までの経歴やキャラクターや認知度や人気度では不可能かなと思うんですけど、ピンチはチャンスですから。僕も色んな事業させてもらっていて、それも広げていきながらですね。みんな、本業と副業と分けますよね?これからの時代は「複業」なんですよ。全部「本業」として、すべて楽しみたい。イマスグキャスターに選んでもらって、色んな人と出会って、自分らしく、個性のままでやっていきたいというのが夢ですね。

「イマスグプロデューサー」平岡 直也:
なるぼど。

「イマスグキャスター」 U.K.(楠 雄二朗):
今までは(キャラクターを)作ってきたんでね。やっぱり空気も読みますし。空気を読んで、読めてないという空回りもありました。これからはそんなことはどうでもいいんです。商売してると、金のイメージとか汚いと言われます。それも自己承認だと思いますけどね。コントロールしたいだけなんですよ。でも、コロナ禍が教えてくれました「そんなことは気にしなくていいよ」と。何ができるかはわかりませんが、色んな方の支えがあって、収入も大きく減らずにできているのは、僕の中で大きな自信になってます。これからは本当に忖度なく、真実を本音で喋っていきたいですね。

「イマスグプロデューサー」平岡 直也:
そうすることで、自分の考えで、自分本来の考えをYouTubeなどで伝えていくということでよね。

「イマスグキャスター」 U.K.(楠 雄二朗):
知らないことは知らないと言って、知ったかぶりはしませんが、自分の考えを言うことで、少しでも救われる人がいると思うんですよ。そういう方を救えたら、本当に幸せですよね。「人の為」と書いて「偽」て、言うじゃないですか?それはそう思います。まず自分のこと考えますよね。すると、次に他人のことが考えられるようになってくるんですよ。それが他人の為なんですよ。日本の文化は、自分を犠牲にして何かを成し遂げる。例えば、命を張って、殿を守りますよね。そういう文化を、コロナが変えようとしてくれているんですよ。まずは、自分の本音、個性を大事に!人に何と言われても大事にして、邁進する。それができたら、本当に他人の為を考えた発信をしていきたい。そのためのイマスグメディアなのかなと思っています。

「イマスグプロデューサー」平岡 直也:
なるぼど。素晴らしい!さすがです。
僕もまた”誰かの為”を考えた発信について考えていきたいと思います。