どうも！

チーム　オンナのミカタ
映像クリエイターの藤原ななえです。

恋は盲目。目の前にいる人は本当にイイ男？イイ女？

結婚を意識できる彼氏彼女がいる“リア充”の皆さん。

恋をしている時って
目に入るもの全てがキラキラしていますよね。

「やぶぁ、私は世界一幸せかもしれん（真顔）」

って本気で思えるほどに・・・。

そんな今ある
確かな幸せに水を差すようですが・・・

あなたの彼氏彼女は本当にイイ男？イイ女？

いや、きっと
本当に素敵な恋人だとは思います。

でも事実として

結婚後驚くほどの変貌を遂げる
「もはや誰？夫or妻」も確かにいるのです。

実に残念なことなんですけどね。

「結婚」をすると言うことは

お互いの両親への挨拶や両家の顔合わせ、
挙式の準備や新居の手配、

それに

今まさに「夫婦別姓」は
取り上げられることが多いテーマですが

結婚をすると
一般的に女性は苗字を変更する必要があったりと

ただ交際をするのとは明らかに違います。

ですから

「離婚」をするにしても
それなりの労力は覚悟する必要はあると思うのです。

そこで

万が一にも、
結婚後にお相手が変貌してしまった場合・・・

どうしたらいいの？！

と言う“ギモン”を濵野 裕司 弁護士にぶつけてみました。

イイ男を演じ通した「クズ男」と結婚してもうたオワタ

藤原ななえ；
あの私、濱野先生にどうしても聞いてみたいことがあるんですけど、いいですか。

濵野 裕司 弁護士；
はい。なんでしょう？

藤原ななえ；
世の中には「クズ男」と呼ばれる人がいると思うんですが・・・。クズ男がイイ男を演じ切った結果、すっかり騙されて結婚してしまった場合、それって「結婚詐欺」にならないんですか？クズ男かどうかはさておき、例えばですけど、優しかった彼が結婚した途端に別人レベルで冷たくなったとか。もっと言えば、身分を詐称していたわけでは無いけど「仕事のできるエリートサラリーマン」だと思っていたら、実は「気持ちだけ前向きの万年平社員」だった、みたいな。

濵野 裕司 弁護士；
えー、そうですね。まず結婚詐欺というのは、何かしら利益を得ることを目的に、結婚するつもりが無いのに結婚すると嘘をついて相手から金銭等を騙しとる行為です。ですので、前者はいわゆる“釣った魚に餌をやらないタイプ”かと思いますが、単に結婚後に人が変わってしまったとか本性が現れたというだけでは、残念ながら罪に問うのは難しいでしょうね。

藤原ななえ；
薄々気づいてはいましたけど、やっぱりそうですよね。（笑）

濵野 裕司 弁護士；
はい。ただし、結婚にあたっての約束事を破ったという事実を立証できるなら、それは離婚や慰謝料を請求できる要因になり得ます。

藤原ななえ；
ほーなるほど。あらかじめ約束しておくことって大事ですね。

濵野 裕司 弁護士；
そうですね。「結婚契約」とか「婚姻契約」って聞いたことないですか？日本では少ないですが、海外・・・フランスなど欧米諸国では、結婚するときに契約書を作成すると聞いたことがあります。例えば、食事や掃除、子どもをつくるかつくらないか、つくるとすれば何人か、親と同居するかどうかなど、とにかく結婚をするにあたって、あらかじめ何から何までを取り決めて書面化（＝契約）しておくというものです。

藤原ななえ；
・・・で、破れば当然「契約違反」ということですね。

濵野 裕司 弁護士；
そういうことです。やはり書面で残しておく・残っているということが強力なんです。口約束ではどうしても“言った言わない”の水掛け論になりますので、いくら「結婚前と性格が変わった」とか「言うことが変わった」ということを主張しても、立証することは難しいです。

実は「ハゲ」だった場合や「整形美人」だった場合は？

藤原ななえ；
ちなみに濱野先生。これ、旦那さんが「実はカツラだった」とか、奥さんが「実は整形美人だった」みたいな、本当の姿を隠していた場合や偽っていた場合も同じくですか？

濵野 裕司 弁護士；
外見が結婚の重大な条件であることが相手に伝えられているような場合には、婚約中であれば婚約解消の原因になり得ると思います。また、結婚後であれば、婚姻を継続し難い重大な事由として、離婚原因となるかもしれません。但し、真の外見を知った後、長期間夫婦生活を続ければ、そのような重大な事由は消滅したと判断される可能性もあります。詐欺などで警察に捕まると言うことは基本的にはないでしょうね。

藤原ななえ；
ある意味で「経歴詐称」的であるということですか？

濵野 裕司 弁護士；
そうですね。仮に、A子さんとB之助さんというカップルがいたとしましょう。A子さんは交際時からずっと「借金がある人とは結婚したくない。」と言っていたにもかかわらず、B之助さんは「５００万円の借金がある」という事実を隠したままプロポーズし、晴れて結婚したとします。

藤原ななえ；
ほうほう。

濵野 裕司 弁護士；
で、いざ結婚生活を始めてみてから、A子さんは気付くわけですよね。B之助さん宛の督促状が家に届いた・・・と。つまりB之助さんは、A子さんの結婚条件の中でも重要な要素を満たしていない、或いは、重要な要素についてA子さんに嘘をついていたと言うことなので、離婚原因となったり、婚姻の取消原因となったりする可能性があるでしょうね。

藤原ななえ；
なるほど。B之助さんは借金を白状するか、借金以上の魅力を発揮するか、結婚までに借金を返済すべきだったのですね・・・。

ステキな結婚生活が待ち構えていますように・・・

今対談のまとめ。

人を見る目を養うべし！以上！！（笑）

まぁ冗談はさておき、
結婚後にあれこれ揉めるのはごめんだって方は

割り切って「結婚契約」を結ぶと言うのも一つの手です。

ただ、フランスのように
それが当たり前の文化ではない日本では

プロポーズをするにしてもされるにしても

結婚契約の話を持ち出すタイムングも難しければ、
実際に同意を得ることもなかなかハードルが高いな・・・とは思います。

あと、夫婦間であろうが

個人的には
一つや二つの隠し事はあってもいいとは思いますが、

お相手の結婚条件に関する重要なことについては
きちんと話しておく必要があるでしょう。

真面目な話、健康状態や病歴の有無とかもね。

なんにせよ

今、結婚するかどうかの瀬戸際にいる皆さんに
結婚した後もずっと幸せが続くことを願っています。

あなたの結婚生活に幸あれ！！