【不動産売却】売れない家には○○が足りない!原因や売れる方法を解説

「私の家が売れないのはどうして?」と不動産会社を変えたり、家のメンテナンスをしているのに一向に買い手が見つからなかったり……

ずっと売れ残ってしまう方も多いと思います。

こうしたストレスが売却への不安を加速させ、また売れなくなる……という悪循環に陥っていませんか?

売れない家を売るためには売れる家との違いを理解する必要がありますし、原因はなんとなくわかっていても、正しい方法で改善しなければあまり意味がありません。

そこで今回は売れない家には何が足りないのか?、また売るためには何が必要なのか?についてポイントを絞って解説します。

この記事を読み、売れない家を売れる家に変えてしまいましょう。

なぜ家が売れないのか?

やはり売れない家には売れない理由が必ず存在します。

そのため、理由を明確にして改善することが売るための最大のポイントです。

原因は実に様々であり、ここでは特にありがちな3つの原因をご紹介します。

①設定している価格が高すぎる
②建物の状態が悪い
③地理的な問題がある

①設定している価格が高すぎる

家の売り出し価格が市場価格より高すぎる場合、買い手がつかない可能性が高いです。

売れる家も売れなくなってしまいます。

改善策として、不動産会社の担当者が提示している売り出し価格を参考に決定するのも一つです。

とはいえ、家となると間取りや立地、築年数、内観・外観デザインなど多種多様で、参考にしたものが正確かも分かりませんよね。

そこで最良の改善策は、文系三大国家資格の〈不動産鑑定士〉に公正な不動産価格を評価してもらう方法がおすすめです。

※不動産鑑定士とは、一言でいえば「建物の値段を決めるプロフェッショナル」のことです。

土地や建物のような不動産の価値を公正に鑑定・評価できる国家資格を所有するプロです。

不動産鑑定士の合格率は16.4%であり、不動産に関して熟知しています。

また、インターネットが発達した今日、買主は〈安くて質のいい物件〉を簡単に見つけられるように……

そのため、検索条件から外れた物件の情報は買主の目には留まりません。

 

②建物の状態が悪い

建物の状態が悪く、修繕やリフォームが必要な場合、買い手がつきにくいことがあります。

例えば築年数が40年も経過した古家では、配管などのライフラインが損傷しているなど、重大な瑕疵が見つかる可能性があります。

こうした古い物件はその安い価格に惹かれますが、購入後の維持費や手放す際の金銭的利益を考慮すると、それ以上に買主にとってデメリットが大きいため売れなくなってしまいます。

③地理的な問題がある

場所や地域が好ましくない場合、買い手がつかない可能性があります。

極端な例ですが、投資用物件の購入において「駅・バス停から徒歩10分、近くにコンビニ・病院・郵便局あり」と「騒音の少ない自然豊かな家」のどちらが買い手が付きやすいかは火を見るよりも明らかですね。

それくらい、家の立地の良し悪しは、買い手の物件に対する印象を大きく変えるものです。

売れる家の特徴とは?

売れない家と売れる家にはどのような違いがあるのでしょうか?ここでは、売れる家の特徴を4つご紹介します。

①価格設定が適正である
②建物の状態が良い
③地理的に魅力がある
④マーケティング戦略が適正

①価格設定が適正である

売れない家は、しばしば市場価格より高く設定されていることがあります。

買い手が価格設定に納得できないため、なかなか売れないことがあります。

売れる家は、市場価格に合わせて価格設定がされていることが多いです。

適正な価格であることで、買い手の関心を引きやすくなります。

②建物の状態が良い

建物や設備が古く、修繕やリフォームが必要な場合、売れないことがあります。

特に、外観や水回りの状態が悪い場合は、買い手がつかなくなることがあります。

売れる家は、設備や状態が良い場合が多いです。リフォームや修繕がされていたり、メンテナンスが行き届いていたりするものです。

③地理的に魅力がある

家の立地や地域が不利な場合、買い手がつきにくくなることがあります。

例えば、交通の便が悪い、周辺環境が不良などです。

売れる家は、交通の便や周辺環境など、地理的な魅力がある場合が多いです。

買い手が望む条件を満たしていることが多く、ニーズに合わせて設計されていることがあります。

④マーケティング戦略が適正

売れる家は、適切なマーケティング戦略が講じられている場合が多いです。

例えば、オンライン上での情報発信や、ホームステージングなど、買い手にアピールするための工夫がされていることがあります。

同じエリアに同様の特徴を持った物件が多数存在する場合、売れなくなることがあります。

これは買い手にとって選択肢が多く、自分に合った物件を見つけるために売れない家を選択肢から外すためです。

売れない家を売る方法は?

売れない家を売るためには、以下の2つを利用するのがポイントです。

①信頼できる不動産業者を選ぶ
②不動産鑑定士に鑑定を依頼する

①信頼できる不動産会社を選ぶ

信頼できる不動産会社の特徴は以下の4つです。

・地域に詳しい
・経験が豊富で専門性が高い
・販売力がある
・顧客対応が良い

・地域に詳しい

売りたい家がある地域に詳しく、その地域の特徴や市場動向を把握している会社は、適切な価格設定や販売戦略を立てることができます。

・経験が豊富で専門性が高い

売りたい物件の種類や条件に詳しく、豊富な経験と専門性を持った会社は、適切なアドバイスや提案ができます。

また、売りたい物件の取引実績がある会社も、信頼性が高いといえます。

・販売力がある

売りたい家を効果的に販売するためのマーケティング力がある会社は、広告や宣伝、インターネットを活用した販売活動などで、より多くの人々に家の魅力をアピールすることができます。

・顧客対応が良い

売り手や買い手に対して、親切で丁寧な対応ができる会社は、信頼を得ることができます。

また、売り手の要望や状況に合わせた柔軟な対応ができる会社も、スムーズな家の売却につなげることができます。

以上のような特徴を持った不動産会社を選ぶことで、売れない家が売れる可能性が高まります。

ただし、会社選びは慎重に行うことが重要です。

複数の不動産会社に相談し、自身が最も信頼できる不動産会社を選ぶようにしましょう。

②不動産鑑定士に鑑定を依頼する

先ほど述べたような信頼できる不動産会社を選ぶには、それなりに時間と労力を消費します。

「もう少し早めに売っておけば…」という後悔はしたくありませんよね。

そんな時は、不動産鑑定士に相談するのが良いでしょう。

不動産鑑定士は、物件の価値や条件、地域情報などを考慮して、適切な価格を見積もり、売りやすくするためのアドバイスを提供することができます。

売り手が抱える問題点や改善点を指摘し、解決策を示すことで、物件の魅力を高め、売却につなげることができるのです。

また、不動産鑑定士は、売却時に必要な書類の整備や法的な問題点の解決などもサポートしてくれます。

これらの専門知識を持つ不動産鑑定士のアドバイスを受けることで、売れない家を売却するための戦略を策定することができます。

もちろん費用は掛かりますが、自己判断で不動産会社に依頼するよりも損するリスクが下がる可能性はあります。

ただし、不動産鑑定士に依頼する場合も同様に、信頼できる専門家を選ぶことが大切です。

業界で信頼のある鑑定士を選ぶことで、売り手の利益を守りながら、スムーズな売却が可能となります。

家が売れないとどうなる?

 

①資金調達が難しくなる
②税金がかかる
③ストレスや不安が増す
④不動産会社に買い取られることも

①資金調達が難しくなる

家が売れないことで、その家の所有者にとっての資産価値が低下する可能性があります。

特に家を投資目的で所有している場合、収益を得ることができなくなるため、将来的な資産価値が低下することが考えられます。

そうなると必然的に資金調達も難しくなります。

例えば、新しい住宅を購入するための頭金リフォームのための資金を調達することができなくなるかもしれません。

②税金がかかる

一部の国や地域では、空き家に対して特別な税金が課されることがあります。

そのため、家が売れない場合、空き家として扱われ、税金がかかることがあります。

③ストレスや不安が増す

家が売れないことは、所有者にとってストレスや不安を引き起こすことがあります。

例えば、借金がある場合は返済に困難が生じることがあり、そのために心配や不安を抱えることになります。

④不動産会社に買い取られることも

買主が一定期間以上見つからなかった場合は、売買を仲介している不動産会社が家を買い取る可能性があります(買取保証)。

こうして家を買い取った不動産会社は、再度物件の修繕などを行い売却を行います。

そこにかかる諸費用を差し引くため、通常よりも安い価格での取引となってしまいます。

ただし、相場よりもあまりに安い価格で買い取りがされることもあるため注意が必要です。

さいごに

売れない家を売却するのは時間と労力がかかります。

不動産会社に依頼するのも1つですが、買い手が見つからなければ金銭的コストも増えてしまいます。

初めから専門家のアドバイスを受けておいた方が早かった」と後悔したくない方や「なるべく時間をかけずに売れない家を適正価格で売却したい」という方は、イマスグの『不動産鑑定士ドットコム』をご活用ください。

簡易査定にはなりますが、一般的に2~3か月かかる物件の鑑定を、当サービスなら2~3週間で実施できます。

また、イマスグの不動産鑑定士は売却の知見もあるため、鑑定後の売却までサポートできます。

『不動産鑑定士ドットコム』の3つのメリット
1.公正中立な立場である不動産鑑定士が適正な価値を算定します。
2.入札による売却では、より高く、より早く不動産を売却できる可能性があります。
3.売却に関する手数料は売却価格×2%とさせていただきます。(一般的な仲介手数料は売却価格の3%+6万円)

不動産鑑定士ドットコムについて

 

『イマスグ不動産鑑定士ドットコム』とは?⇨

困りごと解決メディア『イマスグ』では、皆さんの「いますぐ解決したい!」を助ける記事をたくさんご用意しています。

ぜひ他の記事も覗いてみてくださいね。