新生活目前!一人暮らしのお金事情と貯金術

3月、4月は新たな出会いと別れの季節。
学校を卒業して、就職先での新生活スタートを目前に心がワクワクしているのではないでしょうか。
同時に、「初めての一人暮らしちゃんと生活していけるんだろうか…」「お金は何にどのくらいかかるんだろうか?」
そんな不安を抱いている方も多いかと思います。
新生活が始まると、慣れない仕事で目の前のことがいっぱいで、余裕がなくなります。
そして、色んな誘惑もたくさんあります。

まずは、一人暮らしのお金事情を知って、無理なく楽しい新生活を始めましょう。

1.毎月の生活費ってどのくらいかかる?

一人暮らしの必要なお金を知ることで使えるお金も見えてきます。
では、一人暮らしを始めてから一ヶ月にかかる平均の費用(住居費除く)です。

食費  38,410円
水道光熱費  11,383円
生活用品費   5,687円
被服費   4 ,692円 
保健医療費   7,029円
交通費・通信費

(うち、通信費)

 18,856円

(7,153円)

娯楽費  17,106円
      その他
(理美容費・交際費など)
 29,251円
合計 132,414円

総務省統計局「家計調査報告[家計収支編]2021年単身世帯

どうでしょうか。
意外とお金がかかると思われた方は多いかと思います。
さらに、ここに住居費がプラスされます。
住居費は、2,家賃はどのくらいかかる?でお伝えします。
一人暮らしをしている方は、ご自身の収支と照らし合わせてみると気づきがあります。

この数値は、あくまでも平均なので、給料によって使える金額やお住まいの地域のよって物価の値段も違います。

①食費

食費は約4万円です。
4万円が高いと思われた方は、2〜3万円くらいでしょうか。
食費を抑えれている方は、自炊したり、水筒やお弁当を持っていったりしています。
もちろん、外食したり、残業が続いた時にコンビニに入って、買ってしまったりすることもあると思います。ただ、行く回数は少ないと思います。

私は、1カ月食費1万円生活をしたことがありますが、あまりやりすぎるとかえってストレスが溜まり、反動で翌月食費が高くなったことを覚えています。

②水道光熱費

2016年の電力自由化により、さまざまなメニューの中からライフスタイルに合ったプランを選ぶことができました。
このことにより、電気とガスをまとめたりした方は多いのではないでしょうか。夏は猛暑が続き、冬は寒さに耐えれずエアコンを使用するので、高くなる傾向にあります。

2023年4月からは電気料金の値上げが発表されています。なぜなら、火力発電により、電気を作っていますが、その火力発電に必要な燃料は輸入しています。ウクライナ情勢や円安の影響により、必要な燃料の購入コストが高騰しているからです。
値上がりをするのであれば、光熱費がさらに上がるので、こまめに節約していく必要があります。
水道代は、賃貸物件によっては、固定されている物件や2カ月に1回の請求という物件もあるのでご注意ください。


食べることが好きな人やみんな楽しく飲んだり遊んだりすることが多い方は食費や娯楽費が高くなったり、お洋服が好きな人は服代が高かったりすると思います。
まずは、かかる生活費を知ることが大事です。
だからといって、平均値に合わせて食費はまだ使えそうなので、使うという無駄使いは禁物です。

一人暮らしをして、1.2ヶ月はどんな支出がかかっているかを確認して、それからどの支出を節約するか考えていきましょう。
最初は、必要な物や、細々した日用品や調味料などを買い揃えるのに、費用がかかります。気持ちも、一人暮らしをしたらあれもしたい、これもしたいという気持ちが芽生えてやる気になっています。徐々に色んなことに挑戦していってください。

初めて一人暮らしをすると、親のありがたみが分かるとよく言われます。
実際、一人暮らしを始めた時、多くの人が感じるように私もそう感じました。
誰も掃除や洗濯や食事を作ってくれる人はいません。全てのことは自分1人でします。

是非、親のありがたさも感じ、士業に支障が出ない範囲で、楽しみましょう。

 

2.家賃ってどのくらいかかる?

一人暮らしにかかる費用の中で、一番割合を占めるのが家賃です。
生活費は約13.2万円くらいかかります。そこに家賃を足した金額が一人暮らしに必要な金額になります。
家賃は、手取り額の3割程度が目安です。

20代社会人シングルの「家賃」データ

(Q.1)家賃

「家賃」は部屋探しをする多くの人が最も重視するポイントのひとつ。みんなのデータを見てみると「6万円台」が最も多いボリュームゾーンという結果に。ただし「7万円台」も多く、「6万~7万円台」の合計で4割以上を占める結果となった。

ちなみに前回の調査(2017年)では「5万台」が「6万円台」と僅差で多く、「5万~6万円」で全体の半数近くを占めていた。今回の調査では、前回の調査に比べると家賃が少し高めの結果となっている。

(出典:SUUMO 一人暮らしデータ

 

どうでしょうか。

5万円〜8万円の割合が過半数以上(71.3%)を占めてます。
私も数回引っ越しをしていますが、家賃は6万円〜7万円の間です。
会社によっては、住宅補助制度もあるので活用するのもいいです。
物件によっては、インターネット付きの物件もあります。その場合は、通信費を抑えることもできます。

物件に関しては、内覧をおすすめします。
写真でのイメージが違うこともあります。広さや日当たりや街の雰囲気など、自分の目で感じ取ってください。自分が描く理想はありますが、理想を求めすぎてしまうと、家賃が膨れ上がっていきます。手取りの額を超えると、生活ができなくなるので、ご注意ください。

 

3.一人暮らしで貯金する方法

ここまで一人暮らしに必要なお金をお話ししてきました。
一人暮らしをすると、生活費で給料がなくなって、貯金ができないとよく聞きます。
貯金するために、実家暮らしをされている方も少なくありません。毎月の給料や思いがけない出費によって、毎月決まった金額を貯金するのは厳しいかもしれません。
そこで、ここでは確実に貯金する方法をお伝えします。

・先取り貯金をする

・月々の貯蓄が難しい場合はボーナスを貯金する

先取り貯金とは、給料から先に貯金分を差し引いて、残りのお金で生活をするということです。
貯金をするときに、生活費で余ったお金を貯金に回す方が多いですが、そうすると確実に貯金ができません。

一人暮らしを始めた当初の私は、先取り貯金をしておらず、余ったお金を貯金していました。毎月2万は貯金したいという思いはありましたが、今月は使いすぎて貯金できなかったということも多々ありました。そうすると、毎月貯金するのに波があり、なかなか目標の貯金金額に達することもできませんでした。
そこで、給料日直後に貯金口座に自動的に振り込むように設定し、残りのお金でやりくりするように努力しています。

自動的に振り込まれるように仕組み化以外にも、ご自身で振り込んだり給料をすべて引き出して、生活費から貯金分まで全て小分けに封筒に入れるのも1つの方法です。

ご自身に合った方法を探してみてください。

とはいっても、給料的に毎月貯金するのは難しい方は、ボーナスを貯金しましょう。
まずはできる範囲でやりましょう。
ボーナスが出たからといって、全額自分の欲しいものに使うのは危険です。
もちろん、日頃の自分へのご褒美で欲しい物を買うのはいいですが、何かの備えのためにはボーナスの半分程度は貯金できたらいいかと思います。

生活費の補填をボーナスありきで考えている方もいると思いますが、まずは毎月の給料で生活出来るようにするのが理想です。補填の割合が大きいのであれば、日々の生活費を見直しましょう。

4.まとめ

一人暮らしに必要なお金はイメージができましたでしょうか。

①毎月の生活費を知る。
②家賃を考える。
③貯金をする。

あくまでも、平均値ですので個人差はあります。
無理のない範囲で、お金のことも考えて、楽しい新生活を送ってください。

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