U.K.さんに聞く「夢を持つことは トム・クルーズ から学べ!」
目次
インタビュー動画はこちら
関西ではお馴染みのDJタレント、「関西のたれ目王子」、くっすんことU.K.さん。
今回はU.K.さんに「まだまだ現役! トム・クルーズ」というテーマについてお話を伺いました。
U.K.
関西を中心に活動するDJタレント。本名は楠雄二朗、通称「くっすん」。
ラジオを中心に、現在はテレビなどのメディアや音楽イベントの司会などでも大活躍。2015年には守口市 夢・未来大使に就任。活躍の幅を今なお広げ続けている。
最新主演作「トップガン マーヴェリック」が公開!
U.K.:今から40年くらい前に公開された「アウトサイダー」という映画で、不良役をしていたトム・クルーズ。めっちゃわき役だったんですけど、あのころから僕は目を付けていたんです。
不良同士の抗争の話しで、トムも不良グループの一員、という役どころでした。
―そのトム・クルーズの最新の映画が話題になっていますね。
U.K.:「トップガン マーヴェリック」! 大日イオンのレイトショーで一人で観ました。
前作の「トップガン」はちょうど僕が中一の頃に公開されて、社会的な現象になりました。その時代はみんなトム・クルーズになりたくて、MA-1を買い、中には白いTシャツ、そしてジーンズという姿だったんですよ。
日本人が親近感を抱きやすいトム・クルーズのスタイル
U.K.:前作の「トップガン」を観て思ったのは、トム・クルーズがかっこいい、そして色っぽい、素敵だということ。みんな思うことは全く一緒ですよね。
そして日本人にとって親近感を抱くポイントは、彼の身長が170センチであること。日本人の平均身長とほぼ同じなんですよ。
―比較的コンパクトなんですね。
U.K.:さらに撫で肩で、足もそんなに長くない、それにもかかわらず大スターです。
僕は初めてトム・クルーズを見た時に、日本人的なボディーであってもアメリカで大スターになれるんだ、というところにシンパシーを感じたんですよね。
アメリカの大スターと言うと、足がシューッと長くて身長も190センチ、185センチと高く、顔はミニトマトみたいに小顔というスタイルが主流ですよね。
その中でトム・クルーズはそんなにいいスタイルということではないけれど、あのマスク。
さらには彼の持つ人間力でスターになったんだと僕は思っているんです。
トム・クルーズは幼いころから失読症に苦しんでいた
U.K.:トム・クルーズは幼少のころから失読症で、字を読むことが難しいという障害を持っていました。失読症というのは学習障害の一種です。
役者を目指して若い頃から頑張っていましたが、セリフを覚えるのに字が読めない障害があるというのは俳優にとって致命的ですよね。
それをどのように克服したかというと、誰かに脚本を読んでもらったものを録音して、ずっと頭の中でリピートをする。
そしてなんと、自分の頭の中で映像を作りあげて役作りをしていた。
トム・クルーズならではの役作りですよね。
そんな努力を重ねてやってきて「トップガン」です。それはヒットしますよね。
2022年7月には還暦! 60歳でもまだまだ最前線を走り続ける
U.K.:トム・クルーズは2022年7月に60歳、還暦を迎えます。日本であれば赤いちゃんちゃんこを来てお祝いされる年ですよ。
―その年でもまだ最前線を走っている。
U.K.:僕がトップガンを観るために映画館に行って、何に驚いたかと言うと「ミッション・インポッシブル」の続編がロードショーされるということ。この作品ではアクションやスタントもめちゃめちゃこなしていますよね。
さらに、あまりネタバレになることは言いたくないのですが、「トップガン マーヴェリック」では第一線を退いた教官役として出演しています。それを知って「ああ、若い世代にバトンタッチするお話なのかな、もう60歳だしそうだよな」と思ったのですが、映画の後半ではそんな予感を裏切るような展開になります。
50歳もまだまだ人生の折り返し地点
U.K.:僕も2022年で48歳になります。ついつい僕は口癖で「芸能界って旬あるやん?」と言ってしまうんです。若い子が有名になっていく中で、もう俺のいる場所ってないのでは、と思ってしまうことってあるじゃないですか。
でも「トップガン マーヴェリック」のトム・クルーズを見た時に「あっ、50もまだ人生の折り返し地点だな」とそう思えたんです。
僕が「トップガン マーヴェリック」をレイトショーで観に行った時に、他のお客さんがほとんどが男性で、それも僕より少し年上かな、という方が多かったんです。
皆さんきっと、映画館を出る時には僕と同じ感覚になったと思うんですよ。
夢を持つのに年齢制限はない!
U.K.:一般企業に勤める会社員の方とお話しする機会があって、「夢って何ですか?」と聞いたことがあったんです。そしたら「夢なんかないよ」という答えで。
「夢を持ったらダメなんですか?」と聞いたら、「夢を持ったら辛いんだよ」と言われたんです。
―深いですね。
U.K.:どういうことかと聞いたら「仕事に夢を持って目指しても、自分たちは決められたことをしないといけないから、叶えることはなかなか出来ないんだよ」と。
ああそうか、と思ったんですが、その時に一緒にお話を伺っていたある企業の社長が「僕は超一流企業のサラリーマンを辞めて起業して、給料は半分になったけど今が一番楽しい」と仰ったんですね。
何故かというと、自由があるから。自分は今夢を追って事業を展開している、と仰っていましたね。
やっぱり、夢を持つのに年齢制限はないんだなって、改めて「トップガン マーヴェリック」を観て思ったんです。この記事を読んでくださっている方の中に「芸能界は遠いな」と思っている方も多いかもしれませんが、意外とそうではないかもしれないですよ。
―U.K.さんもあと12年で還暦です。その頃は何をされているでしょうか。
U.K.:絶対、僕は日本の地上波でワイド番組の司会をやっているんじゃないかな!