皆様初めまして。感動経営コンサルタント、中小企業診断士の青木孝之です。どうぞよろしくお願いいたします。今回より週に2回程度、ビジネスや経営に役立つ話、時事ネタなどについて連載します。皆様の仕事や暮らし、生き方のヒントになれば幸いです。
【マーケティングには順番がある!】
平素私は、営業研修などの一環で、マーケティングのセミナーをします。出席者は意識が高く、マーケティング用語であるセグメントやポジショニング、3C分析、SWOT分析、ファイブフォースなどなどよくご存じで、豊富なマーケティングの知識を持たれる方が多いです。
本当によく勉強しておられすばらしいです。すばらしいのですが、豊富なマーケティングの知識を持っていても、実践する上での超重要事項である、”マーケティングの順番”を知らない方が多いように感じます。なので今回マーケティングをするうえでの順番についてお示しします。
大前提、自社の存在意義や理念を再定義する
その一、戦略を策定する
その二、個別の戦術を決める
その三、宣伝、プロモーションする
その四、顧客体験していただく
まず自社の存在意義や理念を再定義した上で、マーケティングはまず戦略、戦略ありきです。戦術の失敗は戦略で取り戻せないと言われますが、戦略が悪くてなまじ戦術が良いと、目指すゴールとは違うあらぬ方向に進み、目指す山とは違う山に登ってしまいます。むしろ戦略・戦術の両方外した方が、失敗にすぐに気が付くのでまだましなくらいです。
その戦略とは、まず自社の現在地を知ること、次に自社はどの山に登るのか、山頂ゴールを決め、そしてゴールを目指してどのように登るのか、道のりを決めることです。
特に新しい事業を始める時に、失敗や問題はつきものです。その時はまず戦略を見直し立て直すこと。現在地、ゴール、道のりを見直し、立て直した次に、戦略を個別の戦術に落とし込む、そして宣伝プロモーションし、顧客体験につなげる、これがマーケティングの順番です。
是非皆様も、マーケティングの順番を肚落ち頂き、仕事に事業に活かしていただきたいと思います。 次号に続く