文学を嗜みながらティータイム まきちゃんの文学サロン!現代にも通じる!?平安女子たちのLINE事情を解説します!!

こんにちは!

オンナのミカタチーム、ミステリーハンターのまきちゃんです。

 

さっそくですが、私は学生時代に『源氏物語』の研究をしていました。
博士にはなれませんでしたが、大学院に通い、博士になるべく『源氏物語』を
読みふけっていました。

私は『源氏物語』の中に出てくる和歌を考察していました。

 

和歌?何それ?

ですよね~。
百人一首ですという方がわかりやすいかもしれませんね。

携帯のない平安女子たちはLINEの代わりに、この和歌に想いを込めて送っていました。
現代であれば、LINEでかわいいスタンプや季節のスタンプを使いますよね。

平安女子たちもただ紙に書いて送るだけではなく、
季節の葉っぱや枝につけて送ったり、着物の端に書いて送ったり、
言葉以外のメッセージも添えていました。

少しでも想いが伝わるように工夫するあたり、現代にも通じますね。

和歌のルール

ただし、和歌には色々なルールがありました。

私が現代人にも通じると思うことは、女性から送るのは「はしたない」とされているところです。

もちろん、平安女子の中にもルールを知ってか知らずか、自分から送る女子もいます。
でも、それは笑いの対象になったり、作法を知らないと思われたり、女子たちにとって不利に働きました。

現代でも、合コンが終わって、女子から連絡先交換をしたり、連絡を送ったりすると、
肉食女子」と言われ、賛否が分かれるところでしょう。

なぜか女性からのアプローチでざわつくなと感じます。

 

最後に

まきちゃんも少なからず合コンに参加したことはあります。

その際に感じたことは、20代の女子たちは積極的に連絡を送ります。
40代の女子たちは男性からの連絡を待ちます。
もちろん、個人差はありますが、このような年代による差はあったなと感じます。

そして、自分から送ったからといって、相手に引かれるばかりでなく、
興味を持ってもらったり、相手の方が追いかけてくることもあります。
どうなるかわからないのが、男女の仲。こればかりは平安時代も現代も変わりません。

平安女子たちは慣例的に女子たちからのアプローチが難しかったですが、
現代では、待っているだけでは得られないものがたくさんあります。
良き文化は守りつつも、変えるところは変えて、今を生きてほしいと思うものです。