こんにちは!
チーム オンナのミカタ、フリーライターの佐倉衣音です。
前回はPMS、つまり月経前症候群について解説いたしました。
今回は解説するのは、月経困難症。
月経前症候群と何が違うのか、そもそも月経困難症とは何なのか、
さらに月経困難症のチェックテストも記載します!
月経困難症とは?
月経困難症とは、下腹痛、腹痛などを主に、嘔吐、下痢、頭痛などの症状が現れることを言います。つまり、ひどい生理痛のことです。月経の直前や開始とともに症状が現れ、月経の終了前や終了とともに症状が消失するのが一般的です。
月経のたびに強い痛みなどの症状が現れている場合は月経困難症と考えられます。治療せず、我慢したままでいると、病気を見逃してしまったり、不妊につながってしまう可能性があります。
なお、月経困難症には2つの種類があります。あなたがどちらに当てはまるのかは、受診して判断を仰ぎましょう。
①原発性月経困難症(体に異常はない)
原発性月経困難症とは、子宮などの骨盤腔内臓器に疼痛の原因となる器質的病変が認められない月経困難症をいいます。
原発性月経困難症は機能性、本態性、あるいは内因性月経困難症とも呼ばれています。
②続発性月経困難症(病気が原因)
器質性月経困難症とも呼ばれ、疼痛の原因となる器質性病変が骨盤腔内に存在ずる月経困難症をいいます。
器質性の中には、子宮筋腫 、 子宮内膜症 、子宮腺筋症、あるいは骨盤内炎症などがあります。
子宮内膜症や骨盤内炎症による癒着性付属器炎、癒着性骨盤腹膜炎、子宮奇形なども痛みの原因になります。
月経困難症チェックテスト
- 下腹部が痛い
- 腰が痛い
- 倦怠感や疲労がある
- 吐き気がある
- 嘔吐する
- 頭が痛い
- 生理痛がどんどん悪化している
- 生理期間以外に腹痛や腰痛がある
- 排尿時や性交時に痛む
- 妊娠しにくい
- 生理の出血量が多い
- 生理期間以外に不正出血がある
- 貧血である
- 尿をする回数が増える
- 気分が落ち込む
- イライラする
- 疲労感がひどい
- 無気力で何もしたくない
1つでも当てはまる方は月経困難症の可能性があります。
次回は、月経困難症の対処法や治療法をご紹介します。